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2006年11月05日

二輪運転講習

都心部に多い警察主催の日曜技能講習に参加。
どうしても大型が多い。小型中型がいないのはスクーター乗る奴が多く、それは「便利な道具」であり彼らは別に運転もバイクも殊更好きじゃないからだ。
それに技能向上心があるのはどうしても難度の高い大型乗りになる。しかも古株常連が多い。

大型に対する原付二種というのは得意分野が正反対。
サーキットのレース中継でも同じで、軽量級非力と重量級高出力、加速型と高速型、がそれぞれ得意とするコーナーで抜き返す。
STOP&GOの長い直線と直角カーブでは大型加速型が強い。複合コーナー(スラローム含む)では小型高速型が強い。
得意領域で引き離し、苦手領域は懸命に走る。ちなみに本格ジムカーナ競技だとさすがに小型は専用コースとなる。

そしてこれもレースに同じ、コースを熟知してない転倒劇。98年のWSB柳川とか。
思わぬ所に砂泥の類が。ブレーキング転倒。全部把握してても逆走されると要チェックポイントが変わるから。
多くの教習所や試験場は狭く古く、公道よりも転倒しやすい。

バイクはこうやって覚えていく部分がある。無駄どころか経験値。自分の愛車がどう転がってゆくかどこが壊れるかの観察も含め。
逆にコケ方を覚えないと事故即重傷惨事ともなりかねない。いつまでも往来にバイクを寝かせて迷惑もかける。
コケて停止後一分で再スタートが理想。自分の体とマシンのチェック、気の動転を収め、エンジン始動。重量がある場合は少し遅くても良い。
走らせないとわからないことは多いんだよ。
(そして最後に一言 カッコワリ!)

一見拮抗や凌駕が見えても、ぶっちゃけ大型乗りは過労気味。重いデカいでは無理もない、夏場にのぼせ立ちゴケが出るくらいだ、今日も大型のコース脱落転倒とか目立った。
小型は楽に振り回すので、そういう意味では申し訳ない感じ。だがみんな混合で走るのが公道だ。

05年GSX−R1000の新車で来てた教官がいた。
自分の発想が反映された製品というのはなんだか誇らしくも小恥ずかしい。そして数あるメーカーの中で一番欲しい。

非の打ち所がない走り、というのが世辞かどうか知らない。
速かった、
そうでもねえ、
どっちに偏っても事実ではないだろう。陰陽内包するのが事実だから。バイクとは場所によって速くも遅くもならないとおかしい。

少なくとも、己が走りのみではなく周囲に目(ケア)が行くようならばエクセレント、か。


さて、運転とは先読みの連続。
少なくとも数台先まではチラリチラリと把握し、脳内で配置をイメージしておきたい。(レーダー常備)
最初から何も把握せず、コインくじみたいに突っ込むと、確率50%で死が待っている。
先読みと車間距離とマクロなコーナリング、これで難易度がグンと下がる。ビギナーは単純、即物的で、わざわざ難易度を上げる走りをする。
スピードそのものは案外関係ないが、周囲の車と相対速度が大きいほど危険。(のろくてもダメ)

…というのを再確認するチラシをくれた。
左方追い越しをかけたバイクがここ数日で2人も追突し死亡事故となってた。
左方はノロい車がいるか、駐車している。最も「前方先読み」を要するのだ。
反対に追い越し車線は「後方先読み」が要。追い越しはこれと共に「真ん中車線の前方先読み」が必須。

ひとりは左方追い越しはうまく行ったがすぐに右方追い越しをかけたため、後方の車が把握できず追突。後方先読みの不足。
もうひとりは単純に左方の駐車に突っ込んだ。前方先読みの不足。


追突を避ける練習とは何だろう。
ブレーキング?違うな。

それは急回避。
教習でやったあれだよ。パイロンの直前で右か左に回避する奴。

どうせバイクは車ほどすぐには止まらないし、雨で余計に止まらないし、傾けるとブレーキ出来ないし。(慣れればそこそこ可能だが)
ならば目の前の車をブレーキ後に避けるのが正解だ、大抵は。必ずまっすぐ止まろうなどというのは無茶。

だが隣の車線には車がいたり、突っ込んでくる。ライン上をうまく通過する慣れも要する。迅速さが鍵。

投稿者 大尉 : 2006年11月05日 20:23

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