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2004年12月15日

バイク 各社比較

ヤマハジョグ(3KJ)
タンクが小さく(3.5L)、航続距離が短い(L/25km)。

パワフルだが振動が多く、ポロポロ部品が外れ、あるいは割れることで有名。
振動でウインカーバルブが外れかかっていた。
これもこのモデルならでは。ホンダのスクーターではありえない。

スズキも似ているが、設計からして微妙なのが多いのに対し
ヤマハは設計陣は優秀であることが多い。ただ、形にするにあたっての材質選定や
強度計算などがダメという、アンバランスな点が見られるという特徴がある。

以上、90年代後半までの話。


世紀末から最近までは、ちょっと変化が見られた。
まず、スズキが車両コンセプトと設計に力を入れてきたこと。
アドレス110など、タイヤサイズやホイールにこだわりがあったりと、最近のスズキらしさが出ている。

つい先日発売されたスズキ版カブ、「バーディー」も、スズキ脅威のメカニズム満載、
ビジネスバイク最新鋭といっていい。
私は人にはカブでなくこれを勧めている。(用途にもよるけど)
そんなだからか、来年にはホンダカブも最新鋭モデルを発表するとかしないとか。
いまミニバイクのドル箱はこの手のお仕事バイク。市場を巡る仁義無き戦いが繰り広げられるのか。

話を戻して。
現在はホンダヤマハスズキとも、部品精度や設計面の確かさは横並びに近くなってきた。
あとは打ち出す個性くらいか。
80年代のGSX-RやRGVのネジひとつとってもため息が出たものだが、
GSX-R1000のネジを見ると、昔のホンダと区別がつきにくいくらいだった。

ヤマハはスタイリッシュ勝負になってきた。
YZFシリーズ、スクーターなど、どれもオシャレ。

スズキは他ではやらない革新的発想を盛り込んでいる。
一番、期待が高まる企業になってきた。

ホンダは案外伸び悩んでいるように見える。
かつての高品質や巨大市場はある程度維持されているが。

カワサキは、予算のなさが相変わらずにじんでいる。
カワサキらしさ、という表しにくい概念でしか、まだ個性を挙げられない。
カワサキユーザー相手の商売、という感じか。
期待が高まるのは、MOTOGPレーサー中野モデルが反映される、来年以降のZX-10Rくらい。

投稿者 大尉 : 2004年12月15日 08:48

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