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2005年01月20日

ヤマハ スクーター

3KJ、いわゆる旧ジョグ50。
粗雑なプラモのような稚拙な構造、外装が割れて外れる。
オイル入れにくいし少しづつ溢れて周辺が汚れる。ガソリンタンクの蓋が素人には開け閉め難しい。
タンク容量が3.5Lと小さい。
ただし、燃費はカブ以上。リッター35kmは走る。キャブセット次第では40kmはいくだろうか。

これと同型のはずのジョグスポーツ90(3WF)。
燃費が悪い。リッター20〜25km。やはり3.5Lタンクなので100kmも航続しない(!)。
初期型以外は、キャブが全開にならない封印がされていて滅茶苦茶のろい。
しかし封印解除の部品変更をしても別に燃費は良くならない。
おそらくキャブレーションが甘い設定なのだろう。(燃費の悪さはヤマハのお家芸なのだが。)
スロットルを開けずに低回転で速度を乗せる方向でセットすれば、ある程度改善できるだろう。

ちなみにライバルのリード100、アドレスV100共にリッター30km程度は走る。
スピードも85kmは出る。高速安定性はおそらく専用設計のリードの方が上で、快適だろう。
アドレス110とは同等かもしれないが。
タンク容量はリードが7.5、アドレスV100と110が6.0。

ホイールにはプレス(鉄板圧力打ち抜き)とキャスト(鋳物)がある。
当然、板から作ったプレスはすぐ歪む。適当に弱いホイールだから適当なサスだったりする。
高速度で突起をまたげば、結構な暴れ方をすることになる。

キャストは固い。歪む前に割れるからだ。
当然、サスもフロントはオイル入りのアブソーバー(抵抗)性能が高いものになり、
伸縮長も伸びるから衝撃吸収性能が良くなる。

100cc前後の車種で純正キャストホイールはリード100のみ。


10インチ(小)と12インチ(大)のタイヤサイズについて。
小さくなるほど、直進をはじめとした安定性が落ちるが、ステアリングが細かくできる。(ちょこまか動ける)
大きくなるほど上記としてはデメリットともなるが、
タイヤが大きく太くなるからタイヤによるサスペンション性能が上がるし、コーナリング傾き時の安定感も出る。
10インチでも太いのもあれば、12インチでも細いのもある。

直進安定性や旋回時のキビキビした動きは、「ホイールベース」という前後タイヤ間の距離、(長いほど曲がりにくく直進安定)
「キャスター角度」というハンドルフォークとフレームとの取り付け角度でも変わってくる。(フォークが垂直に近いほど、少しの傾きで一気に曲がれるが不安定になる)
「トレール量」という、地面からトップブリッジまでのフォークの長さ(本当は違うけど)でもこれを微調整できる。

投稿者 大尉 : 2005年01月20日 18:22

コメント

純正キャストホイールで訂正。

スズキ アドレス110の最新型と、旧型の一部は純正キャストでした。

投稿者 大尉 : 2005年01月23日 17:11