« 埼玉の大枚現金投げ捨てを、どう捉えるか | メイン | 3WFジョグ90の基本整備 »

2005年02月02日

続 3WF ジョグ90

前回の記事

ベルトとローラー交換の成果は、すさまじい。

ベルトが減ると滑ってパワーロス、ツルツルになるから尚更。
ローラーが減るといびつな凸凹になってプーリー内での転がりが悪くなり、
変速が最後まで行かなくなって最高速ダウン。
そこまでは理屈。

実際、交換前は70kmがせいぜい。90ccとしては致命的だ。
50ccでもリミッターカットだけで70kmオーバー、しかもゼロ発進が素早いから向こうの方が速い。

まずローラーがグズグズ言って中々変速を進めずにノロノロ走行になる。
次にベルトが滑り出して加速も最高速も伸びたり伸びなかったりする。

交換後は部品がなじんでくると、78kmがかなりの場面で出る。これはノーマル標準っぽい性能だ。
プーリーが純正でもいいから新品になれば、80kmを超えるだろう。
古いプーリーはローラーの通り道にいびつな段差ができ、
ローラーが順調に終着点まで到達するのを邪魔する可能性がある。

3WF1初期型のファイナルギヤを入れると重い高速型になるため、
より最高速が期待できる。

前の記事のとおり、ローラーを軽量にしてキャブのエアネジを開放したことで、ナナハン並みのゼロ発進を確保、
さらに強化ベルトを入れてパワーロスを減らしているから、
すっかり交通弱者からリード役に大躍進。
白バイ乗りを心得た上で自分のペースを保てるというのは、身の安全確保にとっては非常に有利だ。

ただし、これはライバルのリード100やアドレスV100と同等か、少し有利というだけのこと。
やはり新品のハイプーリーでさらに滑りを減らしつつ加速特性を改善し、最高速を伸ばさないと
無駄にパワーロスしている部分が残ってしまう。
さらに、クラッチシューの残量も気になる。

あとは、後輪シャフトのギヤオイル。
昨日交換するために抜くと、どうも新車から一度も換えてなかったようで
鉄粉がぎらぎらと出てきた。
多少は量も減ってるだろうし、何より粘度が変わっている。
定期的なオイル交換はパワーを無駄なく利用するのに必須だろう。

投稿者 大尉 : 2005年02月02日 18:01

コメント