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2005年04月10日

技量や経験は排気量で判断できない

50ccの車体の90ccスクーターというものに乗ると、(90ccの車体の50cc、とは設計思想が逆)
50cc原付や250cc以上では味わえない、様々な面倒に見舞われて興味深い。

要するにドライバーというのはバイク音痴である。
原付とでっかいバイク、くらいしか判別しない人も多い。

そこへ、50とまったく同じ黄色ナンバーのスクーターがやってきて
右車線を走ったり悠然と大型バイクみたいに走る。
50ccは下手だと思い込んでいるから厄介に思う。
強引に抜こうとしたり、合図無しで抜き去ろうとする(違法)。
こちらが追い越し車線に入っただけで立腹して挑みかかってくる車もいる。

そりゃ、ジョグ50に乗ってるおばちゃんやあんちゃんのおぼつかなさやいい加減さと
重ねられちゃそうもなるだろうと、一応納得はしている。
だからむしろ、堂々と白バイ乗りをしてやって圧倒し、なるべく技量を早めに気づかせるようにしている。
ああ、乗り手が違うんだ、と。
実際、大型バイクと法規上はまったく同じで制限はないし、
マシン的にも下道のクルマと最高速も加速も遜色がない。

では多くの90ccスクーター乗りは多少はうまいかというと、ほとんどそうでもない。
むしろそればっかり乗っている人が多いのか、都心であっても50の乗り方と大差がなく
スピードと加速だけで得意になっているタイプがほとんど。
お前たちせめて400ネイキッドで講習会常連になったりサーキット通いして鍛えろと、言いたくなるような。

これでは90ccだからってドライバーに認めてはもらえないはずだ。
走る止まる曲がるの真骨頂を発揮している小型二輪スクーターを、ほとんど見た事がないのだから。

では大型ライダーがうまいかというとこれも違う。
さっきも東北道の側道で900だの1100の集団と一緒になったが、
ピカピカのつなぎを着ている明らかにサンデーライダー。
これもスクーター乗りみたいにスロットルだけ勢いがいいが、曲がる止まるがまったく出来ていない。

つまり、技量や経験は排気量で判断できないということ。(当然)
雰囲気でつかむしかない。

投稿者 大尉 : 2005年04月10日 18:08

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