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2005年12月08日

リアボックス トランク バイク

トバスなどといった3000円ボックス。ホームセンターで買えるのでみんなつけている。
こないだイターリヤの現地中継でもつけてる人が居た。

でもこれ、金型屋さんの目で見ると悲しい。波打つ表面、力学を軽視した補強、気泡でも入ってそうな、見るからにねじれ剛性や弾力性のないボディ。
愛がない。思い入れが感じられない。

ABSの材質選定を疑う以前に、金型と成形工程が怪しい。
ねじを締めこむと案の定、ぱりぱり割れてくる。おまえらどこまで考えて図面引いてるんだと。公差とか無視してないか??
ボックスにねっころがったら底が抜けてきた。腰が当たったらボディが飛んでいった。嗚呼…
収納領域になぜアームをオフセットする?両手でも手におえない取付け方はどうにかならんのか?

GIVIの安物を見たとき、もう一目ぼれした。これがこれこそが職人の一歩手前の仕事だ。価格もセールなら5割増程度。

だめなツールは達人の腕さえ引っ張る。いいツールはへたくそにさえきちんと作業を終えさせる。
いや、蔵人向けの人を選ぶいいツールもあるけれど。NSRとガンマだな。

500円の安物が月一回の交換を要すれば、1500円の中級品が半年以上持つ場合には安物買いの銭失いになる。
もっとも徹底して安物を持たせるように使ったり、使わないように努力することもでき、
ハードユース前提かどうかも重要になる。
なかなかどうして計画的に考えてから買い物はしておきたい。

GIVIなら脱着ワンタッチ。

(田口トゥモロゥ)
昭和20年代の北国。極寒の地で主婦たちは、トランクの中身を取りに吹雪の中をバイクまで出向いた。
手足が凍りつくようだった。それでも姑には怒られた。

GIVIの田中(仮名)、なんとかできないか、と思った。
取り外しが自在なら、トランクを家の中に持ち込めば済む。
車体を盗まれてもトランクは無事だし、こじ開けられて中身を盗まれる心配もない。
開発の鈴木(仮名)、「難しい。できるわけがない。」
田中は食いついた。「できるまで、やってくれないか」
試行錯誤の、はじまりだった。

投稿者 大尉 : 2005年12月08日 17:00

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