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2006年06月13日

リード100 がたが来はじめ

シーブ
シーブの動きが渋くベルトが戻らないで出足にキーキー空転する。
最初は強化スプリングがシーブのスライドを妨害してスライド面を掘ってしまい偏磨耗させてるかと思ったが違った。
18000kmノーメンテ、クランクケースを数回開けて部品が錆びている(錆びは開けなくても出るが)。先日の組み付けの際に雨が降り出していたから尚更か。
さらに悪いことに、構造をよく知らなくてシーブ全体にパーツクリーナーを吹いていた。フィクストシーブ軸の薄いグリス膜が全部無くなった。

分解してみると、錆粉と鉄粉とグリスとですばらしい粘土が出来上がっていた。何せセンタースプリングホルダが手で外れない。
初めての分解だったがこんな所が硬いはずが無いのは勘でわかる。ねじると微妙な硬さで回るからビンゴと判断。
このせいでシーブが固着しかかって動きが渋っていた。しかもベルトスライド面の空転してる部分がつるつるになってて、
OH後に新品のスプリングとトルクカムを組みつけて(フィクストシーブは高いのでそのまま)もベルト滑りは治らなかった。もしや何かメッキでもしてあるのか。

さすがに2万km近く使った部品はどれも均等に減っていた。
フィクストシーブのピン穴は楕円になり、
スライディングシーブのスライド穴もキレイに広がっていて、(これはまだ使えそうだったが)
ピンとローラーも段付き、
9000km使用の強化スプリングは純正の4分の3くらいまで縮んでいた。
どれも均等にすばらしい粘土が付着しつつ乾燥していた。クラッチシューには1ミリ厚のほこり絨毯が積層。

ホルダなどは固着した粘土を取るためネバーダルで磨いてピカピカにする。
新品のトルクカム(スライディングシーブ)やピンをグリスアップしつつ、組みつけてから絶縁すべき所を徹底して拭き取り乾燥させる。
スプリングホルダを挿入するとすっぽりはまる。こうでないと。

組み付けは手押し。スライディングシーブをうまく握ると押さえつけながらワッシャを回せる。純正の硬さで無いと無理だし危険だが。
組みつけの前にスプリング抜きで仮組みして当たりを取っておくと勘が働くしすんなり入る。

回転方向を定めるために一旦車体に組み付ける。
ヤマハの専用レンチ(2ミリ大きい)しか持ってないので、車載工具をシムにしつつハンマーで叩く。
ここは大したトルクでも精度でもないのでこれで充分。色々な整備をやってればおのずとわかると思う。

注意点としては、シーブは焼いてない柔らかい材質なので簡単に曲がる。
あまり外側を持って無理な力をかけないこと。地面など硬い所へ当てて無理に押したりしないこと。

走行しての感想は、やはりマイルドになった。きっちり12gウェイトローラーの重さが生きてくる。
10gくらいに落とさないと性能を生かせず燃費も上がらないだろう。グランドアクシスのが同じ18Φで流用できるそうな。
出だしのベルト滑りはたまにあるもののシーブが動いてるので加速はスムーズ。


リアサス
カヤバガスショック335mmイニシャル中段が減衰酷使で8000km使用で駄目になった。
純正に戻したらふわふわだけど減衰は生きてるので安心感が。ゴツゴツで減衰無しが一番乗ってておっかない。
何より純正330mmだと前後荷重が最適化されて、リアからパキンと曲がり寝て、ブレーキが良く利くようになる。
サスが動くたびに地面に張り付く感じ。社外サスは初期荷重で沈まないので325mm(320をイニシャルかける)で最適かもしれない。
前のめりとか、リアリジットみたいなのは不向きに作ってるようだ。大して減速できないうちから前輪荷重がすっぽ抜けてゴツンと跳ねたりする。

高速度でパキンと曲げる乗り方だと、すぐにダンパーガスが抜けてしまう社外製原付用リアショック。バンピーなコースなら尚更だった。
キタコのオイルショックがよさそうだけどリード100のが出てないし300mmまでしかない。
というか上下でオフセット位置が5ミリ左右にずれてるので社外品は一切出てないそうだ。ついてたカヤバ335は強引に取り付けてあったのでエアクリーナーとこすれてた。
カヤバSG325 325mm キタコアドレス110用 300mm

それにしてもエアクリーナーをコの字にしてまでサスを通している。リアホイールナットもマフラーで隠してるし、盗難防止だろうか。
とにかく脱着が辛い。トランクに上カウルまで外さないと作業が出来ない。他社はサスだけいじれば作業できるのに。
ホンダはカウルも箱根細工みたいに難しくしてある。これも盗難防止だろうがすぐ割れるし困ったものだ。
(ライブディオはフロントリッドの爪、リード100はシートカウルとフロアステップをつなぐジョイントが折れ易い)
おかげでエアクリーナーの固定ネジをなくしてしまった。オペミスとは言え余計な作業のせいだ。


コンビブレーキ解除
私がやってる方法だと、ブレーキワイヤーがたるんでセンサーが作動してしまいストップランプが常時点灯になってしまう。
ブレーキレバーのセンサーボタンを押すカムを肉盛りしてやる必要がある。
ウレタン強力両面テープと1ミリの鉄板で約2ミリの肉盛り。隙間はほぼ無くなって快調。雨天問題なし。

投稿者 大尉 : 2006年06月13日 21:15

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