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2006年07月25日

ロッシ受難の2006年だけど

それにしても今年のM1はエンジン壊れやすい。すっかりロッシの足を引っ張ってる。
速いホンダに追いつこうと無理するのか、仕様違いでのトラブルなのか。どの道今年で今のエンジンは最後なんだけど。
多分来年からの800ccエンジンでまた混戦になり、低パワー追い上げ仕様に長けたヤマハ有利かも。


MOTOGPを見て、M1やRCVをかっこいいとか言う前に乗りてーと思っちゃうのは
世間的には青臭い、悪い癖なんだろうけど、それが長年の売り。
このマシンで筑波でもてぎで何秒出してみなさい、という仕事があれば数値次第では乗る。そうしたスキルセンスが既にある。
ただ悲しきかな、いかな仕事であれ充分な環境が必要だけどそれが中々かなわないことだ。よくガチンコ実現させたと思うよプロを混ぜてても。
そうした試みが世間で今まで皆無なのを見ればわかる。コストの障壁。

誰だっていきなり数周ですごい走りみせろってのは無理だ。いきなりマシニングセンター打ち込んで精密部品作れというのと同じ。
ロッシたちが速いのはそれを任されいつも乗ってるからだ。不慣れな人間はこけて壊さないようにノロノロ走るのを余儀なくされる。
やっぱ選ばれた存在なんだよな、トップというのは。ハイコストで長時間習熟する権利を得ている。
莫大に金かかる。これはホンダが運営してるサイトでも社員に釘を刺された。一般レーサーさえ親スネかじりのボンボンしかいないのに。
ツーリングついでに借りて楽しむようなコスト計算はワークスマシンにはない。現場のエリートに用意するのが精一杯。一台数億円維持費膨大のウィニングマシン。
この辺はちょっと、IT派遣業に似てる。見合うスキルがあっても肩書きだの経歴だの資格だの書面重視で、いつまで経ってもハイエンドマシンに触れない。
正社員崩れが圧倒有利。バkでも卒業すれば二級整備士。
社会の不文律か、ある程度崩れてはきても。

初期R1、古いなりに若干大きく重いあれはサーキットなら扱いきれる。けど大変で大掛かりな作業。
ソリャ、トリャ、が半端じゃないし、ミスると色々大変。でかいからサスセットもキッチリ詰めなきゃならぬ。全てがリニアで精密。
今は各社小型化されたけど大差はあるまい。400までが150程度のちび女なら、1000は180以上のビッグボイン。かかる労力が…
M1ともなれば、異次元にとことん軽くてとことん進むのにガッチガチでしかも凄くうるさくて(耳栓必須)めちゃくちゃな振動。
ストックの市販スポーツが200kmコーナリングで少し怖くてもレーサー仕様があと50km速くて怖くないように、
ワークスはもっと速く曲がっても怖さを感じないだろうきっと。高次元は速度域を無意識に上げる。基本思想は市販NSR250Rと同じ。
スペシャル過ぎて、特有の精密作業を体感で会得しないことには怖くて進めまい。2年間現場を離れたワークスライダー宇川がついていけなかったのだから。

脱線脱線・・・

投稿者 大尉 : 2006年07月25日 11:17

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